映画を観に行く「夏目友人帳 うつせみに結ぶ」
昨日の日曜日、学生数人に誘われて大学そばの映画館に日本のアニメ映画を観に行った。
映画館自体は日本のシネコンと同様な感じの作り。事前にネットで座席指定して決済もできる。当日、自販機で切符を受け取る。内部も普通に綺麗で椅子の触り心地もいい。
映画は中国語字幕なので、会話フレーズの勉強にもなる。
この映画は数日前に封切られたばかりの話題の映画で、以前、大学の自由会話でこのアニメを紹介した学生がいたので、少し予備知識があり、わかりやすかった。評判通りいい映画だった。
以下、ランダムに感想を書く。
終始、日本の田舎の懐かしい風景が広がる。加えて
現代の田舎の日本家屋や家の中の風物の丁寧で細かい描写。見ていて夏休みに故郷で夏休みを過ごした感覚だつた。
高校時代のクラスの様子や短時間でいなくなった母子家庭の転校生…。同じようなこともあったなあと思い出した。
山や川、緑の木々や草花の美しさや、心優しい人々、それに彼らが話すゆっくりとした日本語の優しい響き。
そして驚いたことに記憶や人生をも司る神様に近い妖怪の存在、そこには邪悪なものは存在しない。
映画を見終わって。穏やかな気持ちになれる映画。
館内で日本と違う、と感じた様子は、
上映中も携帯をいじるお客が多いこと。メールだけでなく、平気で画面動画や静止画を撮影している。開始前の予告編がない。終了後エンドロールが流れる前に出口が開き、皆ぞろぞろ退場する。余韻を楽しむ人は皆無。
といったところだが。これくらいであっと驚くような想定外はほとんどない
中国での映画初体験だった。