中国河南省での日々

2年間の中国河南省の大学勤務や生活の記録を残します

冬至の日 餃子つくり

こちらでは冬至の日には餃子を作って皆で食べる風習がある。なぜ冬至に餃子なのかというと、昔は寒くなると栄養不足で耳がかじかむ人が続出したので、この時期に栄養補給をしっかりして凍傷防止?の意味も込めて餃子を食べた。と説明してくれた。

昨日の冬至は学生6人が私の部屋にあつまって餃子を作って一緒に食べた。材料は学内食堂で格安調達したとかで、餡はできあがりのもの。他に小麦粉の袋と麺棒も。

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部屋に入るや否や、すぐに作業分担。粉をこねて丸めてちぎるもの、それを伸ばして円形にするひと、できた皮に餡にくるむ人。その一連のうごきが、わあわあ騒ぎながらも(ワイワイ言いいながらというより騒ぐのほうがぴったり)しかし実にてきぱきと進んでいく。見事な作業ぶりにほんとに感心した。
もちろんここでは水餃子。できあがりはというと、皮は厚めでふっくらもちもち。
美味しい!日本では手作りといっても餡は作るが、皮は50枚入りパックとかで売ってるものを買うのが普通だと紹介すると、それは変!という。
台所にある日本から持参している調味料(みりん、ぽん酢、ほんだし、鰹節、ソース、お好み焼きソース)などを嗅いだりなめたりもしてた。同じ中国の河南人でありながら個人によって結構好き嫌いが分かれるのもおもしろかった。
彼女らはまた正月(旧正月春節)の時に親戚一同で餃子を作ってみんなで楽しく食べるという。
「おかげで今年の冬至はとても楽しくて忘れられない日になりました。」というメールをくれたが、    こちらこそいい思い出ができて、学生たちにありがとうをいいたい。