中国河南省での日々

2年間の中国河南省の大学勤務や生活の記録を残します

KISSの秘密

タイトルは思わせぶりですが、学生や先生たちの前で紹介した話です。

先日、学内で開催された日本語スピーチコンテスト。学部の予選を経て決勝に残ったのは17人の学生たち。その中にはこの9月に日本語学習を始めたばかりの一年生が4人もいる。私は階段教室の最前列の審査員先に座って、学生たちのステージ上での緊張ぶりを肌で感じた。結果は予想通り。上級生の優勢は揺るがず、学習時間が結果にも反映された。私は全体講評を依頼されて、3つの話をした。テーマ選定にあたって5W 1Hで留意すべきWHATとWHY、相手(聞き手)を思いやる心、そしてK.I.S.S。

最後の言葉は授業でもプレゼンの心構えで紹介しており、一度聞いたら忘れないインパクトがある。会社員時代の研修内容のパクリである。

日本語では、短く簡単に(K.I.S.S→Keep it‥)

f:id:nykdyabe:20181213075919j:image

ひと月前には外国語アフレコ大会もあり、そこでは映画やドラマの動画を見せながら英語と日本語で吹き替えを競った。英語科のド派手なディズニー映画の画面と声の演出に圧倒されつつも日本語科からは「君の名は」「うちの夫は仕事ができない」の2作品。実は日本語組は作品選定が渋すぎて(笑)わかる人にしかわからなかったのかな。でもうまくグループで声のコントラストをつけて表現しており、なかなかの出来であった。

こうした機会に多くの学生たちがまじめに準備してチャレンジしてる姿は素敵。

我々も一緒にイベントを楽しんでいる。